アタッカ・カルテット プロフィール

2003年に結成されたアタッカ・カルテットは、現在米国でも注目を浴びている屈指の若手弦楽四重奏団のひとつである。古典派から現代音楽まで分野にとらわれず、かつ歴史的奏法および解釈を重んじる演奏を目指し、常に新しい指針を求めて進化し続けている。「メンバーの実際年齢とは裏腹に、数十年辛苦をともにしてきた音楽家たちにしか出せない熟成した演奏」とワシントンポスト紙も絶賛。アメリカ、カナダ、メキシコ、南米各地、ヨーロッパ、オーストラリア、日本で精力的に演奏活動を行っている。

これまでに第7回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏の部優勝、第6回メルボルン国際室内楽コンクール第3位およびABCクラシックFM視聴者賞受賞、第60回コールマン国際室内楽コンクール総合優勝、チェサピーク室内楽コンクール最優秀賞、その他受賞歴多数。2007年にアーティスト・インターナショナルで優勝した際は、カーネギーホールでデビューリサイタルを行った。

2011年から2年間、ジュリアード音楽院の弦楽四重奏アーティスト・ディプロマコースに在籍し、ジュリアードQのアシスタントとして室内楽を指導。2014-15年にかけてはニューヨーク・メトロポリタン美術館の専属カルテットをつとめ、2016年秋からはテキサス州立大学で客員教授としてソロや室内楽の指導に当たっている。

2013年には米国を代表する作曲家、ジョン・アダムスの弦楽四重奏曲全集CD「フェロー・トラベラー」をリリースし、2014年にはアダムス作曲の弦楽四重奏協奏曲「アブソルート・ジェスト」のスペイン初演でスペイン国立管弦楽団と公演し、好評を博した。一年の大半は演奏旅行をしているが、その傍ハイドンの弦楽四重奏曲68曲を完奏するプロジェクトを6年かけて終わらせたり、現在進行形で進化している現代作曲家たちの音楽を取り上げるプロジェクトなどをニューヨークで行い、「アタッカ」(音楽用語で、楽章間を休みなく演奏し続けること)という名にふさわしく多忙な日々を送っている。